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活動の幅を広げるため、年2回のコンサートを企画することとなり、第1弾としてクリスマスコンサートを開催した。ラストの「ぼくたちのメリークリスマス」ではストーリー仕立てのステージに初挑戦。
[演奏曲目]
- イエスの誕生と受難
- 指揮:飯塚英俊
- Ave Maria (ジョスカン・デプレ)
- Ave Maria (トマス・ルイス・デ・ヴィクトリア)
- Ave Verum Corpus (ジョスカン・デプレ)
- Ave Verum Corpus (ウィリアム・バード)
- 混声合唱組曲 三つの不思議な仕事
(池澤夏樹 作詞/池辺晋一郎 作曲)- 指揮:杉原明 ピアノ:早川淑子
- 空みがき
- 明日つくり
- 夢売り
- ぼくたちのメリークリスマス
(構成/がらくた座)- ピアノ:早川淑子
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この年からホールを若干良いところに移動。前のホールは
音楽に向かない会議などに向いたところだったので、一段階うまくなった気がした。この年からオリジナルステージへの演出を積極的に行うようになり、現在のがらくた座のスタイル完成にむけた第1歩となる。さて、当時の団長はプログラムにこんなことを書いている。
最近の若い人はリズム感がいい。昔なら音大生だってできなかったリズムに、体を動かしよく乗ってくる。例えば、ウラ拍(たとえば4拍子なら2拍目と4拍目に拍を打つこと)など、年上の人は相当苦労するが若い者は苦もなくウラ拍を打つことが出来る。こうしたリズムの面白さを大切にしたい。技術はともかく若さ(当時平均年齢24〜5歳)と独自性で勝負したいという意気込みが感じられる。このコンサートの最終曲「いつものカフェでうたう歌」では、団員が手を打ち始めたのをきっかけにホールは手拍子に包まれる、という幸運な経験をしたのだが、その団員の手拍子がオモテ拍だった。「口は禍の元」という言葉の意味を知らされた一夜であった。[演奏曲目]
- 混声合唱のための唱歌メドレーふるさとの四季
(源田俊一郎 編曲)- 指揮:平山香菜 ピアノ:早川淑子
故郷/春の小川/朧月夜/鯉のぼり/茶摘/夏は来ぬ/われは海の子/村祭/紅葉/冬景色/雪/故郷
- 動物たちのルネッサンス〜マドリガル集〜
- 指揮:飯塚英俊 ピアノ:早川淑子
- アウディテ・ノーバ / O.Lassus
- ウチの亭主はお人よし / P.Passereau
- 白く優しき白鳥 / J.Arcadelt
- クックー、クックー! / J.D>Encina
- 三羽のカラス / T.Ravenscroft
- 動物たちの対位法 / A.Banchieri
- こおろぎは良い歌い手 / J.desPrez
- 混声合唱組曲 十ぴきのねずみ
(谷川俊太郎 作詞/吉岡弘行 作曲)- 指揮:飯塚真司
- Rock'n Roll 〜十ぴきのねずみ〜
- Ballad 〜いるか〜
- Schrzo 〜だって〜
- Romance 〜たね〜ののはな〜
- Finale 〜さる〜ことこ〜
- オリジナルステージ カフェ・がらくたくんにようこそ!
(演出/沢井麻美)- コントラバス:飯塚英俊 ピアノ:早川淑子
- たまにはいいとこあるじゃない(作詞・作曲/下條恵子 編曲/飯塚真司)
- 雨のかえりみち(作詞・作曲/飯塚英俊)
- 好きなのに愛せない(作詞/沢井麻美 作曲/福嶋美穂 編曲/飯塚真司)
- 初夏のころはいつも(作詞/沢井麻美 作曲/飯塚真司)
- いつものカフェでうたう歌(作詞・作曲/平山香菜 編曲/飯塚英俊)