|
普通なら「2〜3年後にはコンサートをやりたいね」という話になるのだが、「せっかくだから」と まだ活動も軌道にのりそうな気配しかしていないのに単独コンサートを挙行した、 そのコンサートがこれ。 サブタイトルの「がらくた君の大冒険」は、 「発足してから1年も経たないのに単独公演をおこなうなんて、冒険以外のなにものでもない」 というイージーな理由でつけたものである。
演奏曲目の最初に「鬼の子の歌」は普通の合唱曲であるが、舞台をにぎやかにするため、 鬼のお面をかぶって演奏することとなる。さらに、曲の前に寸劇をやるわ体中にモールを 巻いてみるわ(スーツを着てるのに!)と、調子に乗って変な趣向を凝らした 結果、あとからそのときの演奏写真を誰も見ることが出来ない、ということになってしまった。
プログラム冊子に載っている漫画には「Vol.2」と 記されているが、これはパンフレットに載った第1回連載の続きものである。
[演奏曲目]
- 混声合唱組曲 鬼の子のうた
(宮沢章二 作詞/大中恩 作曲)- 指揮:飯塚英俊
- つの
- 金棒
- ふんどし
- 混声合唱組曲 三声のミサ
(Wiliam Byrd 作曲)- 指揮:飯塚英俊
- Kyrie
- Gloria
- Credo
- Sanctus
- Benedictus
- Agnus Dei
- オリジナルステージ がらくたくんの恋物語
(構成/沢井まみ・福嶋美穂)- 指揮:福嶋美穂 ピアノ:早川淑子
- 夕暮れの街(作詞・作曲:飯塚英俊 編曲:飯塚真司)
- 出あい(作詞:平松亜紀子 作曲:武藤佳子 編曲:飯塚真司)
- 五月
- 灰色の瞳(作詞:沢井まみ 作曲:飯塚真司)
- 夕暮れの街(作詞・作曲:飯塚英俊)
- 混声合唱組曲 海と愛と花と
(峰陽 作詞/小林秀雄 作曲)- 指揮:飯塚真司 ピアノ:早川淑子
- 音頭の舟歌による創造
- 川は流れる
- 花たちの行進
|
前年に都立保谷高校のOBにより設立されたがらくた座は、どこでもよいから本番の機会が欲しいので 母校の合唱部に声を掛け、ジョイントコンサートを半ば強引に企画してみた。
このときの終曲は柳田孝義の混声合唱とピアノのための組曲「北の河」というもので、ピアニストがその技術を発揮できる大曲である。当然ピアニストには負担がかかる。今回は練習中にピアニスト(早川さんじゃないよ)が「曲が難しくて弾けない」と言い出した。「そこをなんとか」となだめすかしながら練習を切り抜けていったが、本番当日ピアニストが失踪した。団員の決死の捜索によりピアニストは発見され、本番は何とかなったのだが、もう少しで「ピアニストがその技術を発揮できる大曲をピアノ抜きでやる」という恐ろしい体験を出来そうなところであった。
[演奏曲目] * がらくた座の出演したものだけ
- 混声合唱組曲 三声のミサ
(Wiliam Byrd 作曲)- 指揮:飯塚英俊
- Kyrie
- Gloria
- Credo
- Sanctus
- Benedictus
- Agnus Dei
- 混声合唱とピアノのための組曲 北の河
(作曲:柳田孝義)- 指揮:山本良二 ピアノ:(言えない)